mojimaru1494357939



今回は2017年6月1日に発売された
PS4・XboxOne専用ソフト『鉄拳7』をレビューします。

20年続く人気対戦格闘シリーズの第7弾。


本作のここがイイ!




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新システム"レイジアーツ"と
完成度の高いシステム



本作では新システム"レイジアーツ"が新たに導入されました。

1ラウンドに1回のみ使用できて体力が一定以下になると発動できます。
ヒットすれば相手に大きなダメージを与える事が出来ます。

レイジアーツの発動コマンドは比較的簡単なものが多く、相手に当てやすく逆転を狙えやすい。

これまで深刻化していた"敷居の高さ"や"一方的な試合"が減り、
色んな人が勝ちやすくなったと思います。

格闘ゲームとしては流石の質。

バランスも高水準で、一部操作が難しいキャラがいますが
練習すれば基本どのキャラでも十分戦っていけます。




豊富なカスタマイズ要素&サービス



前作にあったカスタマイズ要素は本作にも収録。
本作では、キャラ衣装や称号に加えて体力ゲージや称号デザインが変更できます。

キャラカスタマイズはアイテムが充実しています。
対戦しててもキャラは被っても、服装が被った事はありません。




カスタマイズ次第では、もはや別人と思える程にも出来る。
対戦そっちのけで撮影するのも楽しいですよ。



そして、管理人が特に推したいのが"ジュークボックス"です!
これはゲーム中のBGMを自由に変える事が出来るシステム!!

鉄拳シリーズはBGMのクオリティの高さでも有名で、
過去作の名曲を自分で自由に組み込めるのは非常に嬉しい。

前作『タッグ2』ではDLCで購入しないと過去のBGMが使えないけど、
今回は最初から全作品が自由に利用できます。

もちろん7のBGMも流せますよ。



自分だけのマイリストだけでなく、
事前に用意された作品ごとのプリセットも選択可能。

ファンにはたまらない。





ストーリー&映像から漂う大作感



本作の大きなモードであるストーリーモード。

シリーズ初代から繋がる三島家の因縁の決着が描かれます。
ストーリー随所に過去のムービーが挟まれるなどの演出も面白かったですね。

物語の随所に対戦がはさまれ、勝利すると進むことが出来る。

またストーリー限定で、簡単コマンドで強力な技を出せるアシスト機能があり、
シリーズ初めての人も楽しめるようになっています。

映像はPS4のパワーを用いた過去最高のグラフィックで、
ムービーからバトルにシームレスで始まるので没入感もありました。



初代から語られる一八と平八の対決が、ついに決着。
格ゲーの粋を超えたハイクオリティムービーが楽しめます。




本作のココはダメ!


微妙なストーリー展開



上記に書いた通り、ストーリーモードのムービーは質が高く高品質。
ですが、全て良かった訳ではありません。

まず、ストーリー展開の造りが微妙でした。

細かな描写や回想などが随所に挿入しますが、
結論的には一八と平八の戦争に巻き込まれて...程度でしかなく
一八と平八も最後まで意思が変わる事もないので驚きも薄い。

結局、やってやられてやってやられての繰り返しでしかなく
ここまでのムービーを用意するほどでも無かったのでは?が素直な感想。

本作のキーキャラとなる一美も、絡みとしては回想でしかなく
「なんで今更平八の妻を出したんだろう」という疑問が湧いてきました。

また、ゲストキャラの豪鬼も今回ストーリーにガッツリ絡むのですが、
最後まで「突如遠方から現れた格闘家」の印象でしかなく
これも「なんで絡ませたんだろう」という疑問が。

恐らく、伏線が回収しきれてないという所が大きいと思います。
ココまでちゃんとしたシリアスなストーリーにするのであれば
そこまでキチンと描いてほしかった。

そしてメインのストーリーをクリアすると、
各キャラ視点の物語が楽しめるキャラクターエピソードが出現。

ですが、これが微妙な出来。

各キャラごとに1戦分しか用意されておらず、
しかも「なんでこの人の対戦相手がこの人なの?」と首をかしげるものも。

せっかく魅力溢れるキャラクター郡なのに、非常にもったいない。
新キャラの掘り下げもかなり少なく、過去キャラに完全に埋もれた印象でした。



あまりに消化不良なストーリー展開。
映像の品質はイイだけに、大変惜しい。





オフラインの遊びが寂しい



格闘ゲームというジャンルである以上、オンラインがメインになりやすいですが
それでも、本作のオフラインの寂しさは目に余る物があります。

オフラインで遊べるモードがトレジャーバトル・アーケード・プラクティス・バーサスの4種。
ストーリーを含めても5種しか無く、シリーズの中ではかなり少なめ。

格闘ゲームの定番モードであるタイムアタック・チームバトル・サバイバルもないなんて...。
オフラインのやり込みは特に浅い印象でした。



サバイバルなど前作まで普通に搭載されていただけに、残念。



ランダムで現れるCPUを倒していくトレジャーバトルも微妙な出来でした。

連続で勝つと、獲得できるアイテムが豪華になっていくのですが
20勝くらいすると後でてくるのがゴールドばかりで、喜びづらい。

現れる相手は文字通り「ランダム」で、2連続同じキャラと闘う事も。

また、対戦前に相手を選べないのも痛い。
こちらも前作までは相手を選べていたので、気になりました。



トレジャーバトル中に、オンラインの対戦待ちうけとか出来ればなぁ...。




全体の評価

格闘ゲームとしては十分!
でも、オフ・ストーリーには期待しすぎ注意!



オフラインの寂しさやストーリーの消化不良など、
主にオフで遊ぶ内容についてはイマイチ。

ですが、肝心の格闘ゲームとしては申し分なしのクオリティ。
レイジアーツの導入で勝ちやすくなり、初めての人も参入しやすくしたのは○。

もちろんオンラインで勝つには、相応の技術が必要ですよ!!

カスタマイズ・ギャラリーなども充実していてファンも満足できると思います。

20年の集大成...と言われると心もとない部分はありますが、
色んな人に遊んでもらえやすい完成度の高い作品なのは間違いないでしょう。


『鉄拳7』

評価:★★★


バンダイナムコエンターテインメント
2017-06-01


バンダイナムコエンターテインメント
2017-06-01