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今回は2000年に発売された
『ROOMMANIA(ルーマニア)#203』をレビュー。発売はセガ。

2002年に発売されたPS2版でプレイ。

開発を担当したのは、
セガのゲームシリーズの楽曲を手がけてきたウェーブマスター。

音楽制作だけでなくゲーム開発も手がけています。


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このゲームは、とあるごく普通の大学生「ネジ タイヘイ」の生活を
プレイヤーは神様となって行動を変えさせながら見守っていくという、一風変わった作品。

ジャンルは"人生介入型アドベンチャー"としています。


■どんなゲーム?


プレイヤーは神様となり、とある男子大学生「ネジ」の生活を
間接的に動かし、時にイタズラしながら見守る一風変わったゲームです。

操作は画面上に出る矢印を操作し、ボタンクリックすると
クリックしたオブジェクトに対してネジが行動し始めます。

これによってネジの未来を変えていきます。


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例えば...
テレビリモコンをクリック→ネジがテレビを見る
パソコンをクリック→ネジがパソコンでチャットし始める
みたいな感じです。


またネジの未来が大きく変わるタイミングで、
随所に「ヒント」が出現します。

そのヒントを頼りにプレイヤーが行動を変えていく、のがこのゲームの基本となります。


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ヒントムービーは大抵、肝心の答えは隠れているので
プレイヤーの想像力が問われるゲームかも。



☆このゲームの良い所

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思わず癖になる!センスのあるデザイン


上記のゲーム説明の時点で察しの通り、
このゲームのデザインはとにかく個性的で独特な世界観です。
恐らく文章だけだと全体の半分も理解できないかもしれません。

それほど本作は他の作品には無いデザインであると思います。

この個性的なデザインがとにかく癖になります!
普通の男子大学生の生活をただ覗くだけなのに、思わずクスッとしたくなる。

例えていうと、昔バラエティ番組でよくあった
とある芸能人の生活を覗くような企画を見てる感覚に近いかもしれないです。

このゲームではその芸能人の行動を、間接的に動かす...みたいな。


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ゲーム中ではネジが家にいない時に「ガサ入れ」出来ます。
この時に1回だけモノを動かすといった「いたずら」も可能。



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意外に泣ける!?完成度の高いストーリー


ネジ以外にも何人か登場人物がいるのですが、
彼らとネジとの間で色んなトラブルが発生します。

進むストーリーはプレイヤーの手によって変わり、
ネジにどういった行動をさせるかで分岐します。

トラブルにも種類があって、人間関係だったり恋愛問題など様々。

そして各人物の表情描写がやたらとリアル。
実際本当にありそうだな...と思うほど自然な描写なので、ついつい遊び進めてしまいました。

このストーリーの完成度が高く、最後には感動できる良いお話もありました。


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どこにでもいそうな、ごく普通の大学生。
それが逆に自然かつリアルな描写を作り出しています。


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ヒントムービーの隠し方が絶妙で、
「何が起きた!?」とついつい気になって遊んでしまいます。



☆このゲームのダメな所☆

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ゲームの基本がつかみづらい


独創的なデザインであるゲームの宿命というか、
とにかく本作はゲームの基本の面白さが掴みづらいです。

最初はじめる時はチュートリアルがあるのですが、
それでも説明が少ないので恐らくほとんどの人は「どういう事?」と理解しきれないでしょう。

なので、ゲームの面白さを掴めるまでの時間が長く、最初は大変。
じわじわと面白くなってくるゲーム。



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終始退屈な、のぞきシーンと難しいヒント


ネジの行動を終始のぞくシーンが、本作のプレイ時間の大半を占めます。

勿論プレイ中、色々クリックしたりしていますが基本退屈。
ネジと会話できるわけでもなく、間接的に主人公を動かす作りだからこそ生まれたデメリット。
またテンポが良いとは言えず、短気な人はイライラするかもしれません。

さらに、先に進めるほどヒントムービーも難しく初見だと理解しづらいものもあります。
せっかくストーリーが気になるのに思うように進められないとストレスになる事も。



全体の評価

セガのセンス溢れた独特なフシギゲー

平凡な大学生・ネジを覗く事が基本となる為、
他の作品と比較すると退屈しておりテンポも悪い所は否まないでしょう。

ただ、その作品全体から漂う独特の雰囲気と
平凡だからこそ生まれる現実感あるストーリーがとにかく魅力。

上記には書ききれてないスタッフのネタがとにかく満載で、
これはあえてここには書かない事にします(笑)
気になる方は是非一度さわってみて下さい!

独特な作品である故に、人を選んでいますがハマると楽しい作品ですよ。

ちなみに私は結構好きです。


『ROOMMANIA#203』

評価:★★★★