前回からおよそ2か月ぶりのレビューです。皆さま、ホントに大変お待たせ致しました。
本日から少しずつレビュー箱。の方も頻度ペースを増やしていこうと思ってますので、
是非ともお付き合い下さい。
さて。2カ月ぶりにレビューする今回のタイトルは...
2017年3月16日にPS4とPSVITAにて発売された
『アクセル・ワールド VS ソードアート・オンライン 千年の黄昏』をレビュー。
発売元はバンダイナムコエンターテインメント。
開発は前作『ロスト・ソング』でも開発を手がけたアートディンクが担当。
ジャンルは"アクションRPG"。
同時に4人まで遊べるオンラインマルチプレイにも対応しています。
■どんなゲーム?
人気アニメ『ソードアート・オンライン(以下SAO)』と『アクセル・ワールド(以下AW)』がコラボし、
両作品のキャラクターたちが登場します。
この二作はどちらも原作者が同じ"川原礫"という方である事から今回のコラボが実現。
各作品のキャラを好きに選んで、広大なフィールドやダンジョンを探索し、
ストーリーの目的である「捕らわれたユイを救い出す」ことを目指します。
では、まずこのゲームの"イイ所"から!!
☆このゲームの良い所☆
登場キャラ30以上!好きなキャラを自由に!
本作のウリは何よりも、人気のキャラを自由に動かせる事!
これに尽きると思います。
ジャンルはアクションなので、3Dでグリグリ好きなキャラを動かせるのは、
やはり作品を知ってる人にとっては何よりも嬉しい!
また登場するキャラは30人以上にもおよび、各キャラを自由に育成も出来ます。
その他にも、物語中での作品の枠を超えたイベントが楽しめます。
いずれかの作品に思い入れがある方はきっと楽しめると思いますよ!
恐らく、こんな競演が見れるのはココだけでしょう。
キャライベントもそこそこの量があり、それぞれに一枚絵がありますよ。
空中浮遊に瞬間移動!慣れると気持ちいいアクション
本作は、前作『ロスト・ソング』のゲームシステムを流用している為、
前作に近い操作感で仕上がっています。
ロスト・ソングでもそうですが、本作では自由に空を飛んで移動することが出来ます!
少し操作感に癖がある為に、なかなか慣れるまで大変ですが、
広いフィールドをブワーッと飛ぶと最高に気持ちいいですよ!!
SAOのキャラはほぼ全員空を飛ぶことが出来ます。
スタミナ消費で出来るブースト飛行がとても気持ち良い!
しかし、上記の空を飛べるのはSAOキャラのみ。
それに対してAWのキャラは空を飛べない代わりに、
自由に瞬間移動する技"アクセル・ムーヴ"を使うことができます。
横に対しての瞬間移動に加えて、瞬間的に高く飛ぶの2パターン存在。
これはSAOの空を飛ぶよりも癖が強いですが、慣れてくるとかなり便利!
□+×で真横に瞬間スライド。
敵の目の前に瞬間移動し、そのまま攻撃できるので大変便利。
×長押しで大ジャンプ。
簡単に何度も連続で飛べるので、これで高いところまで!
このゲームのビミョ~な所
カメラ・システム...全体の作りに粗が目立つ
キャラが多いのは何よりですが...全体のバランスがだいぶ粗さが目立ちます。
まず、AWキャラ群が圧倒的に不利になりやすい。
常時浮かびながら攻撃してくるモンスターが非常に多いため、
空中戦がメインな本作にとって自由に浮かべないキャラはあまりにも不利。
この為に自然とSAOキャラメインでの出陣となりやすい。
他にも...
カメラがキャラの移動に付いていけず直ぐにキャラや敵を見失いやすかったり、
CPUが操作する仲間キャラがプレイヤーとついてきてくれず、すぐはぐれたり...
細かな点を挙げると少々多くなるほど作りに粗さが目立ちました。
30人に及ぶ多くのキャラが登場する中でのバランスが調整が難しいかもですが、
せめてカメラくらいはきちんと作ってほしかった。
全体の評価
"夢の競演"...でも上手くまとめきれてない。
知名度・人気度ともに高い支持を得る2作品の夢のコラボとして発売された作品だが、
少々それを1つの形にまとめました!にしては、あまりに粗さが目立つ出来栄え。
空飛ぶアクションや掛け合いイベント等、見所も多くありますが、
1つのゲームとしてみると...う~んと思いたくなる。
素直にゲームとして競演ではなく、1つの長編アニメ作品にしておくべきだったかもしれない。
ただファンにはうれしい要素が多数あるのは確かなので、
AWかSAOどちらかが楽しめた方は遊んでみても良いかもしれませんね。
特に本作では、同じ声優が演じるAWの黒雪姫とSAOのストレアというキャラが劇中大活躍!
その声優さんのファンである方は、間違いなし!
『アクセル・ワールド VS ソードアート・オンライン 千年の黄昏』
評価:★★
コメント