色んな意味で過去最大だった。
今回は、アクションシューティングシリーズ『地球防衛軍5』のレビューです。
なるべくネタバレをさけてやってみます。
どんなゲーム?
『地球防衛軍5』はPS4で発売されたアクションシューティング。
PS2時代から続いている発売元のD3パブリッシャーの看板シリーズの1つ。
突然現れた謎の巨大生物から、地球を守る為に結成された地球防衛軍の一隊員となって100以上に及ぶミッションの達成を目指します。
兵種は4種類あり、それぞれに使う武器や体力が異なっています。また、難易度も5段階まであります。
最大4人までのオンライン協力プレイが可能のほか、画面分割での2人プレイも出来ます。
どれくらい遊べる?
全ミッションを1周する程度だと20時間~30時間。
全難易度を4兵種別々にクリア実績がつく為、
全ての難易度を全ての兵種でクリアしようとすると、100時間は軽く越すでしょうね。
どんな人にオススメ?
■何も考えずに遊びたい人
■とことんやり込みたい人
前作から演出強化!グロイけど、爽快感は過去最高。
このシリーズは3と4しか遊んでいないのですが、今回PS4になった恩恵だからか、
映像演出は過去最高のクオリティでした。
敵を撃つと血しぶきが飛び、まるでスプラトゥーンのように床や壁にこびり付きます。
また血だけでなく首や足の部分欠損する等、スプラッタ要素満載でなかなかにグロテスク。
でも映像自体がそこまで綺麗なわけでもなかったので、意外に気持ち悪さは感じず。
(でも巨大な蟻、蜘蛛、ダンゴムシなどがいっぱい出てくるので苦手な人は注意です)
むしろ爽快感は過去最高にあって、ストレス発散に最適でしたね。
また演出の一環として、登場人物たちの臨場感ある無線会話で盛り上げてくれます。
隊員同士のやり取り、センターで指揮している人たちの会話のほかに、
民法テレビで流れてるニュースのような放送などなど...。
無線会話の概念自体はシリーズ前作からありましたが、本作は特に、
センター側で繰り広げられる人情劇のような展開があって、なかなか先が気になりましたね。
画面上を覆いつくす敵たち。無双シリーズをも超すワラワラ感。
地球防衛軍といえば、出てくる敵の数ですよね。今回も変わらずのおびただしい量の敵が出てきますよ。もちろん一体の大きさも全部ビッグサイズなので、画面上は常に敵だらけになります。
こういう無数の敵を相手にするゲームとして『無双』シリーズがお馴染みですが、
正直ワラワラ感でいえば、こっちの方が凄いと思います。
『無双』は遊びやすいように敵が多くても一体が小さいけど、地球防衛軍は、
そんなのお構いなしに自分の3倍はあるかと思うほどの大きな敵を何体も突っこんできますから。
ハクスラ要素のある武器収集は、やっぱり楽しい!
4兵科ごとに200種類を超える武器があり、
ミッション中に敵を倒すと落ちるアイテムを拾うことで武器がランダムで手に入ります。
武器ごとにレベルが設定されており、同じミッションでも難易度が高いと、
入手できる武器レベルが高くなります。
ここまでは過去作と同じ仕様なのですが、本作はさらに武器ごとに強化レベルが追加。
同じ武器をミッション中に拾ったアイテムで手に入れると、手に入れる度に強化レベルが上がります。
これにより元々の武器レベルが低いものでも、強化することで使いやすくする事が出来ます。
ランダムで武器を手に入れていく、所謂ハクスラ要素は相変わらず面白い。
武器によっては普通に実用性のある武器いがいにも、ネタ武器のようなものもある等、コレクション要素としても楽しめますね。
全体的に高い難易度が気になる。視界つぶしもひどい。
シリーズ通してでもよく言われているのですが、全体のバランスがゴリ押し傾向にある気がします。
中盤あたりから出てくる新モンスターが非常に厄介かつ、一気に敵の数が増加。
時間をかけてると敵がどんどん寄ってくる為、戦術よりも力押しに頼りがち
また、手に入れたばかりの武器だと正直使い物にならない場合が多く、強化必須項目。
その為、難易度的には前作以上にシビアなバランスに。
そして5から登場する新モンスターの「コスモノーツ」がウザすぎる。
宇宙服を着ているからか耐久値が高く、しかも横に転がって回避をしてくる。
さらに撃たれると眩しくて見えなくなるレーザーやらショットガンやら、
相当うざい遠距離攻撃を、遠慮なしにバンバン撃ち込んでくる。
後半になると、そんな奴が何体も出てくるのでストレス発散どころかストレスマッハになりやすい。
また全体の難易度を上げてる要因として、
敵のレーザーや銃弾などの視界潰しが前作以上に露骨。
倒した敵の破片が飛び散ったりするのですが、敵の数が増えると、
画面上に破片だらけになったりして、単純に見づらくなってるだけにしか感じない演出に。
色んな原因が重なって遊びづらく、難易度も高い傾向になってます。
無駄に広い上、戦闘の妨げになりやすいマップ構成が残念
各兵科ごとに新しい操作アクションが追加されており、操作の快適性でいえば改善されてます。
ですがマップの造りは4...もしくは4以上に悪く感じました。
特に地下と工場ステージが目立って戦いづらいマップで、地下は長い一本道が続く迷路のようなマップで、一度迷うと目的地に行くまでに非常に大変。
それでいて狭いので背中に壁をつけるとカメラが背中に寄ってしまい、画面には背中しか見えなくなるので、色々カメラとの相性も悪い。
工場地帯は細かな段差や建物が多く、袋小路になっています。レンジャーやフェンサーといった地上兵科はかなり戦いづらく、空を飛べるウィングダイバー一強になってしまっています。
総合評価:★★★☆☆
マップ構成の悪さや、一部兵科のバランスが気になるものの、
シリーズ伝統のはちゃめちゃ感は相変わらず見ていて楽しい!!
PS4では珍しくオフラインでも協力プレイが出来るので、パーティゲームとしても重宝できます!
難易度は全部で5段階あり、やり込み要素も非常に多く、
ハマれば半年は余裕で楽しめるので、気になる方は是非とも遊んでみて下さい。
2017-12-07
『地球防衛軍5』はPS4で発売されたアクションシューティング。
PS2時代から続いている発売元のD3パブリッシャーの看板シリーズの1つ。
突然現れた謎の巨大生物から、地球を守る為に結成された地球防衛軍の一隊員となって100以上に及ぶミッションの達成を目指します。
兵種は4種類あり、それぞれに使う武器や体力が異なっています。また、難易度も5段階まであります。
最大4人までのオンライン協力プレイが可能のほか、画面分割での2人プレイも出来ます。
どれくらい遊べる?
全ミッションを1周する程度だと20時間~30時間。
全難易度を4兵種別々にクリア実績がつく為、
全ての難易度を全ての兵種でクリアしようとすると、100時間は軽く越すでしょうね。
どんな人にオススメ?
■何も考えずに遊びたい人
■とことんやり込みたい人
このゲームのイイ所!
前作から演出強化!グロイけど、爽快感は過去最高。
このシリーズは3と4しか遊んでいないのですが、今回PS4になった恩恵だからか、
映像演出は過去最高のクオリティでした。
敵を撃つと血しぶきが飛び、まるでスプラトゥーンのように床や壁にこびり付きます。
また血だけでなく首や足の部分欠損する等、スプラッタ要素満載でなかなかにグロテスク。
でも映像自体がそこまで綺麗なわけでもなかったので、意外に気持ち悪さは感じず。
(でも巨大な蟻、蜘蛛、ダンゴムシなどがいっぱい出てくるので苦手な人は注意です)
むしろ爽快感は過去最高にあって、ストレス発散に最適でしたね。
また演出の一環として、登場人物たちの臨場感ある無線会話で盛り上げてくれます。
隊員同士のやり取り、センターで指揮している人たちの会話のほかに、
民法テレビで流れてるニュースのような放送などなど...。
無線会話の概念自体はシリーズ前作からありましたが、本作は特に、
センター側で繰り広げられる人情劇のような展開があって、なかなか先が気になりましたね。
舞台が日本なので、↑のような建物があったり...。
細かな所まで作り込まれてます。
画面上を覆いつくす敵たち。無双シリーズをも超すワラワラ感。
地球防衛軍といえば、出てくる敵の数ですよね。今回も変わらずのおびただしい量の敵が出てきますよ。もちろん一体の大きさも全部ビッグサイズなので、画面上は常に敵だらけになります。
こういう無数の敵を相手にするゲームとして『無双』シリーズがお馴染みですが、
正直ワラワラ感でいえば、こっちの方が凄いと思います。
『無双』は遊びやすいように敵が多くても一体が小さいけど、地球防衛軍は、
そんなのお構いなしに自分の3倍はあるかと思うほどの大きな敵を何体も突っこんできますから。
ハクスラ要素のある武器収集は、やっぱり楽しい!
4兵科ごとに200種類を超える武器があり、
ミッション中に敵を倒すと落ちるアイテムを拾うことで武器がランダムで手に入ります。
武器ごとにレベルが設定されており、同じミッションでも難易度が高いと、
入手できる武器レベルが高くなります。
ここまでは過去作と同じ仕様なのですが、本作はさらに武器ごとに強化レベルが追加。
同じ武器をミッション中に拾ったアイテムで手に入れると、手に入れる度に強化レベルが上がります。
これにより元々の武器レベルが低いものでも、強化することで使いやすくする事が出来ます。
ランダムで武器を手に入れていく、所謂ハクスラ要素は相変わらず面白い。
武器によっては普通に実用性のある武器いがいにも、ネタ武器のようなものもある等、コレクション要素としても楽しめますね。
兵科によっては支援をつかってヘリや戦車を呼んだり、
上の写真のように地点を指定して爆撃することも出来ますよ。
このゲームの微妙な所
全体的に高い難易度が気になる。視界つぶしもひどい。
シリーズ通してでもよく言われているのですが、全体のバランスがゴリ押し傾向にある気がします。
中盤あたりから出てくる新モンスターが非常に厄介かつ、一気に敵の数が増加。
時間をかけてると敵がどんどん寄ってくる為、戦術よりも力押しに頼りがち
また、手に入れたばかりの武器だと正直使い物にならない場合が多く、強化必須項目。
その為、難易度的には前作以上にシビアなバランスに。
そして5から登場する新モンスターの「コスモノーツ」がウザすぎる。
宇宙服を着ているからか耐久値が高く、しかも横に転がって回避をしてくる。
さらに撃たれると眩しくて見えなくなるレーザーやらショットガンやら、
相当うざい遠距離攻撃を、遠慮なしにバンバン撃ち込んでくる。
後半になると、そんな奴が何体も出てくるのでストレス発散どころかストレスマッハになりやすい。
また全体の難易度を上げてる要因として、
敵のレーザーや銃弾などの視界潰しが前作以上に露骨。
倒した敵の破片が飛び散ったりするのですが、敵の数が増えると、
画面上に破片だらけになったりして、単純に見づらくなってるだけにしか感じない演出に。
色んな原因が重なって遊びづらく、難易度も高い傾向になってます。
↑「コスモノーツ」は硬い宇宙服を身につけているのに、横に転がって弾を避けたりする上、
ショットガンやレーザー等の遠距離攻撃を仕掛けてくるので非常に厄介。
無駄に広い上、戦闘の妨げになりやすいマップ構成が残念
各兵科ごとに新しい操作アクションが追加されており、操作の快適性でいえば改善されてます。
ですがマップの造りは4...もしくは4以上に悪く感じました。
特に地下と工場ステージが目立って戦いづらいマップで、地下は長い一本道が続く迷路のようなマップで、一度迷うと目的地に行くまでに非常に大変。
それでいて狭いので背中に壁をつけるとカメラが背中に寄ってしまい、画面には背中しか見えなくなるので、色々カメラとの相性も悪い。
工場地帯は細かな段差や建物が多く、袋小路になっています。レンジャーやフェンサーといった地上兵科はかなり戦いづらく、空を飛べるウィングダイバー一強になってしまっています。
◆
総合評価:★★★☆☆
マップ構成の悪さや、一部兵科のバランスが気になるものの、
シリーズ伝統のはちゃめちゃ感は相変わらず見ていて楽しい!!
PS4では珍しくオフラインでも協力プレイが出来るので、パーティゲームとしても重宝できます!
難易度は全部で5段階あり、やり込み要素も非常に多く、
ハマれば半年は余裕で楽しめるので、気になる方は是非とも遊んでみて下さい。
2017-12-07
コメント
コメント一覧 (2)
難易度も上がったけど、だいぶ痒い所に手が届いてた印象かな。
初代からやってるけど、進化ってスゴいw
ボリュームは間違いなく今までで一番多いと思うかなぁ。
難易度は人それぞれかもしれないけど、
遊びやすさは過去作と比べて遊びやすくはなってるね。処理落ちもだいぶ減ったし。
個人的には6はもう少し画面見やすくなればいいなぁと思ってますな。
ちょっとやっぱりプレイヤーとカメラの距離が近すぎて見づらい気がするので(;^ω^)