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絵も作りもレトロだけど、発売日は2014年

『洞窟物語』を手がけた事で有名な開発室Pixelが開発したゲームです。
本作は2014年にPC版にて配信され、後にPS4に移植されました。

公式サイトはこちら↓
http://publishing.playism.jp/keroblaster


今回はPS4版をプレイしています。

どんなゲーム?

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とある会社で働くサラリーマンのカエルが主人公の、
レトロ調のドットグラフィックが印象的な2Dアクションシューティングゲーム。


どれくらい遊べる?

全7ステージ構成。
1ステージのクリアはおおよそ5分~15分程度。

ストーリークリア後にはオマケ要素として、難易度が上がった「残業モード」が遊べます。


どんな人にオススメ?

◆レトロゲームが好きな人
◆アクション重視なゲームが好きな人



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このゲームのイイところ!!

シンプルかつバランスの取れたゲームデザイン

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本作のポイントは、とにかくゲーム内容がシンプルなこと!

必要な操作は「ジャンプ」「ショット」「LRボタンの武器切替え」のみ。
ゲームの進め方は道中にいる敵を武器で倒しながら進み、ステージボスを倒すだけ。

王道でシンプルなゲームということで、誰にでもオススメしやすいですね。

難易度バランスも簡単すぎず難しすぎず、バランスの取れた調整になっています。

ステージを進んでいくと道中のトラップが増えたりボスが強くなったりしていきますが、
決して理不尽な難易度ではなく、適度な緊張感の中で遊ぶことができます。

また道中に集めたコインを使って武器強化や体力最大値アップなどのアイテム購入が可能なので、
ちょっとキツくなってきた...と思ったら、コイン集めをしてみるのも良いかも。


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後半のステージになると、ボスもだんだん強くなっていきます。


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各武器のレベルを上げることで威力を上げることが可能。
(慣れてきたら、あえて強化しない縛りプレイも楽しいかも)


開発室Pixelらしいコミカルな世界観と耳にのこるサウンド

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何を喋っているのか分からない、ちょっと短気(?)な社長の下で働くカエルが
転送装置の清掃のために敵を倒していく...というのが本作の大まかなストーリー。

他にも個性的なキャラクターがいます。勿論、敵キャラも個性的で非常にコミカル。
ドット絵で描かれたグラフィックがコミカルさをより際立たせていますね。

また前作の『洞窟物語』でも高い評価を得たサウンドは本作も流石のクオリティ。
世界観に合った、耳にのこるピコピコサウンドは是非とも聴いてみてほしいです。

もし機会があれば近いうちに、本作の音楽紹介をしたいと思ってます。



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このゲームの微妙なところ

シンプルがゆえに地味

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全体的なゲームバランスは間違いなく高品質な本作ですが、
分かりやすいゲームデザインが故に特筆すべき所が無く地味な印象でした。

安心な仕上がりといえば聞こえは良いですが、悪く言うと既視感があって、
本作の凄みは?、と言われると難しい。

他のゲームで例えると...
DSとかWii時代に出た『Newスーパーマリオブラザーズ』とか、
『星のカービィシリーズ』とかに何となく印象としては近いかも。



説明が足らないストーリー

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ゲーム開始からいきなり転送装置の清掃を命じられてそのまま終盤まで進む上に、
何をしゃべっているかプレイヤーには分からない社長など
作者が意図的に内容をボカした部分が多く、ストーリーは正直無いに等しい仕上がり。

本作の作りとしては「アクション重視」であると思われ、
『洞窟物語』にあったような会話イベントや探索要素はほぼ削除したのだと考えられます。

「ストーリーも楽しみたい!」って人には、少々薄味すぎる印象を持つかもしれませんね。


まとめ

総合評価:★★★☆☆

サクッと遊べるレトロゲームの教科書みたいなゲーム。

説明書なしにすぐに、そして誰でも遊ぶことができると思います。
プレイ開始からクリアまで3時間あれば終わるので「すぐに遊べてサクッと終わるようなアクションゲームないかなぁ」と思ってる人は特にオススメです。

コレと言って特筆する部分はあまりないですが、
バランスのとれた良く出来てるゲームなのは間違いありませんので、暇つぶしにいかがですか?